はじめに
いやー、今日もいい天気・・・と思ったら風がビュービューすごいですね。
深夜1時に色んな思いがあり、筆を執りました。
りゅうちぇるが、タトゥーを入れて批判されている、という情報を遅ればせながらキャッチして、思うところがあったので、書き記しておこうと思いました。
批判する暇がある暇人にはもちろんだけど、タトゥーを入れている人にも読んでもらえたらと思います。
タトゥーに限らずメリット・デメリットは人生付き物
あなたが生きている中で、『あれやらなきゃよかった・・・』とか『やっておいてよかった!』と思うことたくさんあると思います。
あの頃に戻れたら、あれやったらのに・・・とか、やっておいてよかった!ありがとう!など様々な事象があると思います。
僕もタトゥーに限らず、というよりタトゥー以外の経験での後悔というもののほうが後々引きずるような、というのが体感値です。
タトゥーも経験といえば経験なのかもしれませんがね。
人生をメリット・デメリットで振り分けていたら、そもそも自分が幸せにならないし、自分が幸せでもない人が他人を幸せにすることなんてなおさら無理ですよ。
それでも、自分は幸せになりたい!と願う人、行動している人、たくさんいます。
なので、自分が幸せになりたい象徴としてタトゥーを選んだだけであり、その手段に対して文句を言うのは、目的を知らない無知な人間がつべこべ言うことではないと考えています。
よく見る、タトゥーに対する批判的コメント
とあるコメントです。
感染症にかかる危険や、インクに含まれる成分次第で長期的な悪影響を受ける危険がある。海外ではタトゥーの施術で肝炎に感染して、肝臓移植を受ける羽目になった有名アーティストもいる。
そういうリスクを承知の上で自己責任でやるのは構わないが、芸能人を真似ようとする若者がそこまで考えずに安易にやっちゃう可能性を考えると、影響力のある人におおっぴらにやって欲しくはない。ひっそり見えないとこに入れて欲しい。
まず言いたいことは、このコメントがあまりに抽象的すぎるということです。
危険や長期的な悪影響、海外では、有名アーティスト。これらの単語の羅列は錯覚するかもしれませんが、ネガティブな言葉を並べているだけであって、文章として読んだ上で、分析してみると『な〜んだバカの戯言か』と疑えるぐらいの器量がないのであれば、タトゥー入れないほうがいいかもしれませんね。笑
この文章を読んで、さらなる疑問が生まれませんか?
『感染症って具体的に何よ?』、『成分次第・・・ってどの成分だとどんな悪影響を受けるのよ?』、『海外ってどこよ?日本以外海外じゃない!』、『有名アーティストって誰よ!いつの時代の人よ!』とね。
僕が暇人タトゥー無知ピーポーへ代わりにお答えしましょう。
タトゥーによる感染症
- B、C型肝炎
- エイズ
- 破傷風
これらが主に挙げられる感染症です。
ただですよ!感染症にタトゥーを入れたらなる!という考え自体が誤りです。
ルーツを辿ると、針を経由して感染する可能性がある、だけであり針⇛注射針はどうなの?というところにも論点が向かないとおかしいですよね。
つまり、針を毎回きちんと新品を利用する、クリーニング、抗菌をする、のような一連の大事な流れを怠っていないタトゥーアーティストさん、彫師さんならまずは安心です。
大事なのは、そのタトゥースタジオの歴史です。
新しいのであれば、
- 彫師さんときちんと会話すること
- スタジオのポートフォリオを見る
- 行ったことのある人に聞いてみる
など、試せることはたくさんあります。
そこを怠って感染してしまった場合、きちんと病院で治療しましょうね。
インクの成分
コレも色によって違ったり、メーカーによって違ったりします。
しかし、なんでもですが、入れすぎ、やりすぎは確かにリスクが上がります。
一般的に2週間〜1ヶ月毎に彫るのであれば、体にとってそんなに負担ではないと言われています。
毎日、同じ時間彫り続けて全身入れ墨にしたら、確かになにか悪影響は出そうですけどね。悪影響ってどんな悪影響かわからないので、一概に言えませんが。
海外は危険?日本は安全?
ココ日本ですよ?日本のいいところって、真面目であったり、丁寧であったりするところだと思うのですが、その母国を信じられず、海外の情報をうのみにするのも、どうなんですかね?
結論から述べますと、海外の方がタトゥーに関しては進んでいます。
それは許容されるゾーンであったり、衛生面であったり、技術です。
日本ではどちらかというと排他的な人がまだ後を絶たない上に、誤った情報を流出ばかりしているので、(本当に困った愚民ですが)、海外に遅れを取っている部分があります。
正直どこのスタジオで入れるのが安全か?安心か?はありません。ご自身でまずは気になったスタジオのウェブサイトを見たり、実際に会って打ち合わせをして、決めればいいと思います。
ノリで入れた!という人はだいたい後悔している人が僕の周りには多いので、そこはスタジオ選びのタイミングから気を抜かずにやりましょうね、覚悟と共に。
結論、タトゥーがどうこう以前の問題
タトゥーだから、批判するというのではないと思います。
暇だから批判してるだけだと思います。
あなたは今日出会った人の中で黒い靴下を履いていた人、黒いTシャツを着ていた人、何人見ましたか?
もしタトゥーを施した腕の人がいたとしたら何人出会いましたか?覚えてますか?
覚えているのであれば、その人に危害を加えられましたか?
アンケート結果に寄ると、『タトゥーは怖い』という意見が多数の中、『タトゥーを施した人に危害を実際に加えられた人』はアンケートの中だと0人というなんともまー矛盾した結果が出ているのです。
見た目が怖いのであれば、それはタトゥーそのものに原因があるのではなく、その人自身に問題があるのだと思います。
批判する暇があるんだったら、もっと生産的なことしたら?
赤の他人の批判して何が楽しいんですか?
批判してる時間があったら、自分のことに時間費やしたほうが何億倍も楽しいし、有意義だと思います。
ネットの情報なんていつか古いものになるコンテンツに対して、いつまでもネチネチ言ってるの、どうかしてると思います。
タトゥーしてるから〇〇って、どういったロジックから来てるんですかね?
歴史?過去?現在は現在です。
昨日喧嘩したコンテンツでいつまでもネチネチ言ってるのカップルでも会社内でもダサくないですか?
タトゥーだからってこんなにざわつくほどそんなに気になるなら入れればいいのに。笑
入れる勇気もない、入れないことも勇気だと思います。
けど、入れたから偉い、入れてないから偉いなんてないと思います。
それを他人が入れてるから/入れてないからで批判する権利なんてないと思います。
みんな人類なんだから、誰も相手を否定する権利なんてありません。
男女差別は差別!タトゥーは区別!どちらにせよ、別けているんだから同じようなものだと思います。
十人十色、人類。
なにをそんなにイライラとしているんですかね?
会社が原因、学校が原因ならやめればいいのに。
そういう行動と結果で示してから、他人に物申すという礼儀も知らない人にタトゥーを入れているからって批判される筋合いありませんので、あしからず。
さいごに
タトゥーを入れている皆さん。僕自身も入れているので、軽蔑的な視線であったり、白い目で見られたり、嫌な思いはしています。けど、それも覚悟した上で入れました。
覚悟を決めて自分で入れたのですから、そこは正々堂々と生きればいいと思います。
と同時に僕は笑顔を忘れないようにしています。
怖い=無表情という印象を僕は持っていますので、笑顔は忘れずに生きています。
タトゥーを入れている人に悪いやつはいない!そうみんなが口をそろえて言うような世界を作れるように、僕たち彫った人たち自身も人一倍気を遣って、誰よりも気遣いができるかっこいい!かわいい人類になりたいですね。
そして、5年後も10年後も死ぬ時も、入れ墨彫ってよかった。って思えるような人生にしたいですね。