はじめに
個人事業主を始めて、ビジネスモデルを考えたり、仕事を引き受ける中で費用対効果を考える機会が非常に多くなりました。単価の調整であったり、時間の捻出、またその開発にかかる場所代などを考えていく中で、実は僕自身フロービジネスをしていることが多く、それよりもストックビジネスをもっと意識したほうが良いのではないだろうか?と考えるようになりました。
みなさん、ビジネスモデルにはフロービジネスとストックビジネスがあることはご存知でしょうか?
簡潔に説明すると、フロービジネスが仕事の毎に報酬をもらう仕事で、ストックビジネスが継続的な収入がある仕事のことです。
フロービジネスの代表例
僕のようなIT&クルマ界隈の人にわかりやすく、説明すると、
- 単発のクルマの整備
- 単発のウェブ制作
- 単発のコンサル
キーワードとして、単発が挙げられることが多かったりします。
クルマの整備だと、安いからという理由で『オイル交換』とかですね。
ウェブ制作も保守とかまで食い込まればいいですが、知人繋がりだと『ホームページ作ってー』という案件が多い印象なので、そこにどうしても単発的な要素が多く含まれてしまうことが多いです。
ストックビジネスの代表例
同じくIT&クルマ界隈で例をあげますと、
- メンテナンスパックでの整備
- ウェブコンサルティング
- サブスクリプション型のウェブサービス提供
- オンラインサロン
これらは、継続的なインカムとして、安定した収入が得られます。
つまり毎月一定額を得られるモデルであるかどうかというところです。
僕が薦めるストックモデルの学び方
上記のような本を読むことがまず第一の方法としてあります。
そしてなにより、こういったビジネスモデルを考える際に必要な思考の一つとして、人々の生活にそれ(イット)は必要なのか?というところです。
例えば『衣食住』に関するものは、マストなモノが多いです。
家賃とかわかりやすい例ですよね。
そして、それらを策定する際に必ず決めなければいけないのが『マーケット』と『ターゲット』です。
ターゲットは幅広いか?そして深いか?
そのビジネスモデルのターゲット層は広いのか?という質問をした時に、『みんな使います!』といったのはNGです。
みんな使うもの、何でもできるものは刺さりません。
ターゲットの幅は広いか?の本来の質問の意図は『老若男女』に認識としてあり、『誰でも学べるものか』といった点を問うことが多いです。
例えば、クルマの運転は18歳以上が日本国内では基本です。その点ターゲット層は18歳以上であることが必須となってきます。
逆に捉えれば18歳以上なら老若男女誰でも扱うことができます。
そして、クルマのユーザーでコアなユーザーはいるのか?といったところが2つ目の『深いか?』に繋がります。
コアユーザーがいるマーケットは強いのと、可能性を秘めている事が多いです。
原価率や在庫リスクは低いか?
そのコンテンツを扱うことに関して、原価率並びに在庫リスクは低いのか?
原価率が低いというのはクルマ業界にはなかなか当てはまらなさそうですが、クルマを扱うウェブ媒体ならどうだろう?
というように諦めてはいけません。
美容院を構えるのは大変だけど、美容院の検索プラットフォームはどうだろう?
と初期費用の点でも模索が必要です。
在庫を抱える必要があるものであれば、受注型はどうだろう?というように、視点と視座の切り替えが必要です。
スタートにコストはどれくらいかかるか?
そのビジネスを始めるための初期費用はいくらか?
僕の場合パソコンとカメラだけあればいいので、なんだかんだ50万円で済みます。あとはネットが漂っている場所にいればいいだけです。
店舗やガレージのモデルはそうかんたんに決断できないことが多いですが、万が一検討している場合はレンタルオフィス、フリースペースではできないのか?出張型はできないのか?と思考を巡らせることが必要です。
新規参入のハードルが高いか?
例えば、誰でもできること!ってありますよね?
ウェブ制作も実は2〜3ヶ月頑張って勉強すれば新規参入しやすい・・・なんて動画がYouTubeに上がってますし・・・。
おっとこれはやばいのでは?と焦りを感じる場面もあります。
差別化の余地はあるのか?
あなたのそのスキル簡単にコピーできますか?
これ1つのキーワードだと思っています。
自分にしか無いカラーが出せる、というのは1つの強みです。ただ、可視化できているのか?というのが1つのキーにもなってきます。
僕の知人で、『ブロックチェーン・仮想通貨』に強い人材がいます。彼は早い段階からブロックチェーンや仮想通貨に精通してきて、今ではその学習サイトのローンチなどを行い、カリフォルニアでプレゼンをしたりしています。
こういったトレンドスキルも1つの手段としてありますし、長年習得に時間がかかるスキルも1つキーになってきます。
僕の場合『英語・IT・クルマ』が強みの羅列としてあります。こういった場合なにをするべきか、なにをするのがいいのかと考えると同時にどうやってブランディングするのかも考えなくてはいけないと考えています。
自分を周りと差別化することに集中すること、本当に大事です。
クルマの業界はITリテラシーも低く、リクルートやプロトがカーセンサーやグーネットを提供して回っているのが現状です。
現場に行ってひしひしと感じましたし、そこに頼っているショップが多く愕然としたと同時にチャンスを感じました。
将来的な成長が見込めるか?
その業界、未来はありますか?
クルマ自体に未来はないかもしれない。けど、移動手段に今は四輪車・二輪車といった重力があるこの地球でタイヤの付いた移動手段は必須だと考えています。
クルマは所有する時代ではなくシェアする時代と世間が謳っている中、僕は1つのものを所有し大切に扱うといった心が廃れていくのが正直怖いですし、恐怖を感じています。
ただ、それでも世界は進むし回ります。そんな中でクルマをキープしながらそのマインドとモビリティにどうアプローチするかなどを考えています。
自分のモノではないといった感性が段々次世代に刷り込まれていくかもしれません。
それはしょうがないと思います。
だけど、プロダクトには愛があって生み出された、そう我々一人ひとりの人間のように。だからこそ、そのモノに対する愛と利便性を今後も謳っていきたい。
だからこそ僕はクルマ業界にメスを入れます。
あなたもその業界未来があるのか?そして、そこに対して本気でコミットできるのか?本気で考えてください。
未来、成長が見込めない業界を改善するよりも、ある業界をどうするかにフォーカスしましょう。
まとめ
僕自身個人事業主になって、
実は僕自身、フロービジネスをしていることが多く、それよりもストックビジネスをもっと意識したほうが良いのではないだろうか?と考えるようになりました。
と冒頭で述べたとおり、自分がまず幸せに裕福になるために何が必要か何を改善しなくてはいけないのか本気で考えるようになりました。
みんなにそう同じように考えてほしいというエゴはありません。ただ、せっかく我々人間として生きているのだから、自分らしくありのままで好きなことを相手に壊される世の中ではあってほしくないと願っています。
個人でやることが露出してきた現代で、みんながみんなフリーランスや個人事業主でやることが正しいとは思いません。
ただ、自分にとって最適でやりやすい働き方ってなんだろう?むしろベースのインカムを生み出す最適な方法、手段ってなんだろう?ってのは考えて、実践することが世界平和につながるような気もします。
ローランドが言っていた『今僕がほしいのは世界平和』とあるように、地位も金も手に入れるとそういった思想になるのかなとあくまで想像ですが感じています。
ビル・ゲイツも慈善活動家に今はなっています。
最後に、僕が今読んでいる本、置いておきます。精神資産とはなにか。
改めて、ビジネスモデルという名前に負けぬよう、自分の生活を見つめ直したいと思います。