点と点は実は繋がっている、後はその点をどのように繋いでいくか

はじめに

ふとした時に、自身の人生を振り返った時にあの経験は今どのように活きているのか?次なにかアクションを起こそうとしている経験は今後どのように活かすことができるだろうか?と悩んだり、その悩みがきっかけで足踏みをしてしまったりしたことはないでしょうか?

もしかしたら、現在進行系でそういった事象に陥ってる人もいるかもしれません。
今回は自身の経験を元に、経験(点)が意味あるものになるのか?または意味を有るものにするためにはどのように捉えれば良いのかを自身の経験の整理も兼ねて筆をたしなめていきたいと思います。

自身が思う点を整理してみる

自分の点を整理してみると、音楽活動、海外の在住経験、いじめの経験、不登校の経験、心療内科への通院経験、カメラの経験など上げるときりが無いのは皆様も一緒かもしれません。

今回は上記に挙げた一部の例を元にお話を進めていきたいと思います。

僕の場合列挙される経験、良いもの悪いもの含め他者より数が多いかもしれませんが、それは人によって違うと思いますし、数が多ければ少なければいいといった訳でもないです。
その点を念頭に置いていただいたうえで整理と接点を持たせる実験をしてみたいと思います。

音楽活動の点をなにかに繋いでみる

まず音楽活動ではボーカル・ギターをバンドで務めたり、作曲してみたり、DTMに挑戦してみたり、そこからパソコンに更にのめり込んだ時期などもありました。
そういった点は例えば現代でいうと動画制作に活かせた点なども多数あります。

講師業で言えばマイクを研修会場でどのように接続するのかといったミキサーの使い方など難なくこなせます。
また、音にシビアになるので、ドライブの際のEQセッティングなども含め車体が共振しない程度に音圧を生み出すかなども日常生活で役立っています。

また、英詩を歌っていた経験は海外在住経験が活かされ、そのおかげで帰国後もリズミカルな英語を継続して維持することができています。
大抵の人は僕が英語を話せることに関しては信じていませんが。

いじめの経験は?

いじめに関してはしなくてよかった、したくなかったと当時の自分に未来の自分はどう思う?といった質問をしたら答えたでしょう。

ただ、避けて通れなかった故に結果論としては「怒りを持つとその効果は長期間持続する」そして、その怒りを持った者とそうでない者では中期で大きな差が生まれる可能性が高いといった点を経験できました。

発言に気をつけるようになり、発言のバリエーションを増やすために語彙力を高め、相手の目を見て話すようになり、相手の感情の動きに敏感になりました。
もちろん弊害も生まれますが、弊害は自分で制御、リセット処理が行えるので対人ではメリットを多く感じることができています。

不登校もいじめられたことにより発生しましたし、心療内科も同様です。不登校になり、自由時間(指図されない時間)が生まれると家から出なくなってしまう傾向が強くなってしまいました。
ただ、そこで強制的に外に出ることで社会性を維持し、家にいられる時間で何をするかを決める権限を自身で持ち、活用することができたと感じています。

ただ、服薬の副作用は非常にダメージが大きく、その点は大きなデメリットかと思います。

心療内科も通うことで「世の中には様々な人種がいて、様々な年代でそれぞれ悩みであったり、苦悩する原因が違う」といったことを目の当たりにしました。
一概に自分の悩みは重たいといった思想は全員に当てはまるので、「なぜ自分の悩みの方が重くて、あなたのはそんなに重くないのにそんなに悩んでいるんだ?」といった偏見を持つ機会が減りました。

自分の悩みは誰しもが一番「どうすればいいんだ・・・」と感じるものであり、他者に判断されるものではないものが多いんだな、と理解した瞬間でもありました。

全体を通しての感想と点と点のつなぎ方

全体を通して、点(経験)は僕の場合接点を感じられるタイミングが多かったのもありますが、後は経験をどのように次の点、経験につなげるかが重要かと思います。

当事者である時は「なんで自分だけ・・・こんなに大変なんだ」と他者を妬んだり、恨んだりすることもあるかと思います。
しかし、結局みんな自分が一番可愛いのです、そういった理不尽にその時は感じるかもしれませんが、その理不尽を自力で解決し、突破したときの達成感と経験値は他者に渡されるのではなく自身の糧になります。

ピンチはチャンス」とはよく言ったものです。まさに僕は窮地はギフトと捉えています。
どうしよう、やばい、となったときこそ自身の力を試されているのです。

もちろん、状況によっては棄権するのも1つ方法ですが、僕は常にそういった窮地には燃えて飛び込んできたなと振り返ると感じます。
昔からの友人にも「石橋を叩かず渡る人」と呼ばれるように、やってみないとわからない、といったポリシーの元生きています。

日々、意識しながらまた飛び込んでいきたいと思います。

まとめ

点と点をつなげるのは自分自身でしか選べないし、選ぶべきでないと思います。

眼の前に転がってくる点(機会)もありますし、掴み取る場合もあります。ただ、瞬間的に負の感情に支配されることもありますが、時間が解決してくれます。
時間に身を委ねて、冷静になれた時点で通過した点を次どの点に繋げるかを意識して次の一歩を踏み出すのが、結果として接点となり、自分を形成する形状を構成してくれると信じています。

明日からも元気に生きていく。