人の生き様は死に際によく見える

はじめに

最近自分が最優先であることを相手に対して威嚇してまで伝える人が多い世の中だなと感じています。

例に挙げればきりがありませんが、エレベーターの乗り降りにしても、車であったり歩行者の譲り合いであったり、トイレに並んでいる最中でも「我こそが」と言わんばかりに押しのけて先に先に!と生きている人を多く見かけます。

そんな方を私は多く目にする昨今ですが、人の本性といったものはどういった時に一番出るのか?またはどういった方法で見極められるのか?を自分なりに様々な書籍であったり、現実社会で見たものを例に上げながら整理してみたいと感じ今回この記事を執筆するに至りました。

では、早速見てみましょう。

結論:人の本性は死に際/死を目の前に見える

*一部私なりの解釈が入っている点はご了承ください。

戦後、日本が敗戦国なった際にマッカーサーが日本に降り立ち、当時の天皇陛下に「彼はどのような命乞いをするのだろうか?」と想像すると同時に、「どのようなペナルティを課してやろうか」と考えながら日本に降り立ったと読みました。

天皇陛下は己の命はいいから日本国民に手出しはしないでほしいといった回答をした、と上記同様読みました。

この例を元に今回はお話を進めていく点が大筋になりますが、人は死を覚悟した時に本性が出るいい例だなと感じました。
悪いやつほど生きることに必死であるとはよく言ったものですが、悪いやつほど人を殺してでも自分は生き延びようとするのは世界どこを見ても共有事項であることは様々な文献から読み取ることができます。

冒頭から結論になりますが、人の本性は死を目前にして見えることが多分にあると感じています。

神戸市灘区トラック事故

この例はトラックの運転手の方が負傷者を増やさぬよう結果としてですが、自ら川にトラックを突っ込ませ強制的に止めたといった事故になります。
現在トラックの会社の元所長がトラックの管理を怠ったといった件についての裁判にかけられている状況です。

自分が生きる、が全面に出てしまった場合は、川に突っ込むではなく民家に突っ込むであったり、他の車両に激突しながら止まるといった選択肢も出てくるかもしれません。
川に突っ込んでしまったのはたまたまであったり、結果論かもしれませんが、こういった時にどのような行動を取るのか?が実はその人間の本質が垣間見える瞬間かもしれないな、と私自身強く感じました。

レディーファーストが出来ない日本人男児

レディーファーストなんて欧米の習慣であって、一家の大黒柱である俺様が一番だ!といった考え方は否定はしませんし、そういったスタイルが通用する場面、男らしい場面と捉えられるシーンもゼロではないと感じています。
ただ、海外との接点が増えてきた今、知っている、できるが前提条件としてあり、場面に応じて使い分けができるのと、知らない、できないから結果として出来ていないであれば圧倒的に前者のほうが機会創出につながると考えています。

故に冒頭で述べたエレベーターの乗り降りの際も、歩行が困難な方に譲るであったり、自分より年長者を譲るであったり、子連れの親子を先に譲るなど当たり前のように出来ない、そして譲られた側も当たり前のように降りていく、乗ってくるといった行動は人を不快にし、がっかりさせます。

よく車をオフィスビルの前でドアマンなどに預けた際に一番手前に止めるのは自分たちに挨拶をしてくれた人から優先的に前に止め、預けてくれた人が早々に帰れるよう駐車するといったインタビューを見たことがあります。

職業がなにであれ前提として皆人間です。自分が大事にされている、自分のことを来にしてくれていると感じさせてくれる人のことは無意識・意識的でも記憶の端に存在しています。
人の生きざまは様々ですし、何が正解かはわかりません。同時にAさんには良くても、Bさんには悪い評価を受けてしまう行動発現もあります。

故に常日頃から周りをよく観察して、どういった行動がスマートで、かっこいいな、素敵だなと感じるかを認知したうえで、行動してみる勇気を持って身につけていくのが人として私が望む生き様です。

まとめ

人の生き様は多種多様です。

自分さえ良ければ良いと考えればいい!といった考えの人を否定するつもりはありません。
ただ、私自身は真面目に生きるのが馬鹿らしい!と感じてしまうシーンにたくさん遭遇しますが、いつか報われるといった期待より、そういった行動とがっかりする気持ちを浴びることで、人の行動パターンやなぜこのような発言、行動をするのか?を考える機会を得ています。

真面目に生きていると見えないものがたくさん見えます。
故に不愉快に感じることも多くありますが、1つ1つの発見に心も踊ります。

嫌なことを嫌なことで終わらせるのか?それとも、嫌だったのはなぜそう感じたのか、また次どのように対応するか?
そのように人生を攻略するスキルを会得できる喜びにするのか?

それはあなた次第ですし、私自身もまだまだ発展途上の最中です。