はじめに
皆さんはステージなどで足元に緑色のテープがバツ印で貼ってあり、ここに立ってくださいねーと係の人に指示されたり、ステージ上を貼り巡るケーブル類が同じように緑色のテープできれいに止められているのを見たことはありますでしょうか?
私はもともとバンドで活動していた際に、こういった「バミリ」と呼ばれる行為を頻繁に見ていました。
バミリに使われるのは一般的に養生テープと呼ばれるガムテープとは違い粘着力が弱く、様々な色のバリエーションがあるものです。
つい最近まで何気なく使っていたこの「バミリ」といった言葉を、ふと何が語源なのか気になり調べることにしました。
そんな、私個人の小さな本当にどうでもいい発見のお話です。
場を見る・場と印
バミリの語源は「場」と「印」を組み合わせた言葉が語源と言われているそうです。
演劇や歌舞伎などの演劇業界が発祥の業界で、立ち位置であったり各楽器の置き場所の印として使われる言葉だそうです。
バミリは同時に「場を見る」が変化し「場見る」->「バミる」->「バミリ」になったと言われており、ステージの転換作業の際などにどこに何を置くのかを一目でわかるようにバミリがつけられることが語源でもあると言われています。
確かに語源としての場を見る、場と印などから言葉は生まれているのだなといったところが想像できて、また新たな学びがあった一日でした。
人間不思議と流してしまう疑問もたまには拾ってあげて突き詰めてあげたいですね。