はじめに
大学まで出て、就職できたのはいいが、初任給がとても低い・・・そう嘆く言葉や映像や音声が今の世の中には溢れています。
額面だけ見るとそのように感じる部分が多いでしょう。しかし、大学まで出て、就職することに意味がないと言い切れるのでしょうか?
もし大学に行くことに意味がないといった発言や表現をするのであれば、今のあなたがなぜそこにいるのかを改めて認識することから始めるのをおすすめします。
今回は額面以外で大学卒で初任給をもらうことにどのようなメリットや価値に変えていけるのかについて考察していきたいと思います。
大学を行くことへの意味
この意味は正直年を追うごとに感じることができると考えています。
大学に行くことに意味はないといった発言は大学に行ったからこそ出来る、説得力のある話なだけであることと、発言した本人にとっては意味がなかったといった2点が揃うことで成り立つ話だと考えています。
行ったこともないのに、誰の話かわからないインターネット上で見た聞いた話を鵜呑みにしているようでは大学の良し悪しを決めつけるのには幼稚で説得力に欠ける話だと感じます。
行く意味がないと判断してやめるのも良し、ただ行こうと思ったときの心理的ハードルが日本の場合は年を追うごとに上がっていくとも考えています。
故に行ける状況であるなら行ってみるのもありだと思いますし、ギャップイヤーを取って数年間自分探しの旅をしたうえで考えるのもありだと大いに考えています。
欧米のやり方すべてが良いとは考えていませんが、欧米で定番のギャップイヤーや30代になってから学びたいことを学ぶために再度大学に入学するといった心理的ハードルの低さと勤勉さは見習ってもいいかなと考えています。
大学から就職活動の意味
就職活動は僕自身は正直しっかりとやってはいません。起業を卒業したらして、そのままスタートアップでイケイケに!という時代の背景もありましたが、実際のところ空中分解を在学中にして、就職するといった選択を取るしかありませんでした。
ただ、就職活動は言い方を変えれば今の自分が社会でどのように見られるか、判断されるかの材料としてはとてもいい勉強になったと考えています。
就職しないと死ぬわけではない、と考えて楽しく就活をしていた記憶があります。その道しかないと思いこんでしまうとどうしても焦りや緊張感が増してしまうことが多いと思いますが、その経験は社会人として10年目に差し掛かる今も有効に働いています。
その道しかない!といった思い込みほど恐ろしいものはないと考えています。必ず他にも道はあると信じているからこそ、一歩下がって現実を見る力が養われると考えています。
就職活動の結果自身が納得できなくても、それは今の自分に対しての評価であり、御縁であると考えると目の前の就職先でまずは結果を出したり、挑戦することを強いられるのは非常に有効であると考えています。実際僕も入社して、順風満帆ではありませんでしたが、糧になる経験をたくさんしました。
就職したらあとは破壊していく
就職後は一通りの流れを経験しているので、あとはどう動くかも自分次第だと考えています。
どんな状況でも初任給を手にした瞬間に社員として、働き手として口座に入金される金額に感動すると思います。
金額の問題ではなく、自身の人生の一歩目としてどんな形であれ、就職した先での初任給は額の問題ではないと思います。
初任給を手にしたときにはまだ知らない、わからない感情や理屈もあります。企業が支払う対価に対して自身が今何を提供できるか、どう成長できるか。
僕自身は企業での対価や成長を手にすることはできませんでした。人間関係でうまく立ち回れなかったからです。
そして、初任給はすべて借金の返済に充てて、なんのために働いているのかわからなくなりました。
ただ、そういった自分でも就職して働いたことはとても大きな経験と今も大いに生きる財産だと考えています。
故に働くって嫌だなとか、社員って大変、とかそういった感情を理解は出来るようになりました。
また、うまく立ち回れなかったからこそ、どう立ち回らせるのかといったマネジメントサイドからも考察することは増えました。
さいごに
大学まで出ることで成功体験や社会の理不尽さなどを一通り経験し、失敗という名目を学生のうちにたくさんできると考えています。
就活も就職もうまくいくこともうまく行かないこともあると思いますし、うまく行かなかったことはこの先の社会人人生で大きく優位に働くと考えています。
失敗してもまだ体力がある、失敗してもまだ年上が助け舟を出してくれる、そういった社会の良い面と悪い面を一通りなぞることは悪いことでもなく、むしろ長い社会人人生で優位に立つために必要な無駄かもしれません。
これが必ずしも万人に当てはまると思いませんし、疑問を持つのであればその疑問を大切にし、なぜそう思うのか考えるのかを常に自分と対話しながらこの先の人生に役立ててみると良いと思います。
